アンティークシルバー
お久しぶりです。
最近は、初夏の様な暑い日中もあったりしますが、
皆さんお元気でしょうか?
今回は、マイセン食器ミュージアムのCafe Mezzanine(メザニーン)の
アンティークシルバーについて書きます。

マイセンの食器以外にも
素敵だった英国アンティークの銀食器

棚に沢山のポットが並んでいたり


カトラリーもホントに沢山ありました


お店の方が色々と親切で、
よかったら写真撮ってくださいね!と言って下さって
沢山撮ってきました。


デザートの時のフォークとスプーンも可愛いデザイン


裏にはちゃんとホールマークも入ってますので
いつどこで製造されたものかがわかります。
(ホールマークとは、貴金属で作られているアイテムを
アセイ・オフィスが公式に分析評価して、
事務所が置かれている場所毎に刻印するシステムの事です。)
ホールマークの始まりは、
13世紀英国で、銀貨の比率が低下したので
エドワード1世が1300年に、
「すべての銀製品がスターリングの基準を満たさなければならない。」
という法令を制定しました。
それ以来、アセイ・オフィスが銀製品の組成を分析し
ヒョウの頭で刻印が付けられるようになったそうです。

お料理の時のカトラリーのも
ホールマークが入ってました。
右から
【メーカーズマーク】
工房のイニシャルや作った人のイニシャル
【デイトマーク】
アセイ・オフィスでの検査の年号を示します。
こちらは「r」ですので1934年の物。
真ん中のトラの様なマークが
【スタンダードマーク】
スターリングシルバーで、純度92.5パーセントの純銀という証。
王冠のマークは
【アセイマーク】
どこの地域のアセイオフィスで検定を受けたかがわかります。
1974年までシェーフィールドが王冠マーク
1975年以降のシティーマークはバラになっています。
(シェフィールドは王冠(現在はバラ)、ロンドンは豹頭、バーミンガムは錨、チェスターが盾、ダブリンがハープ、グラスゴーが木、エディンバラとエクシターは城など。)
一番左が
【デューティーマーク】
徴税確認刻印とも言われます。
1784から1890年の間に作られた銀食器にはデューティーマークがあり
これには、女王の横顔のマークがあります。
時代を超えて大事にされてきたアンティーク銀器は
ホールマークの意味を知ると、とっても楽しいです


更に素敵だったのが、
このシュガーポット


まだまだ銀食器については勉強中な私は
色んなデザインを見ては
英国文化の伝統や技術に感銘を受けるばかり


銀食器などは、豪奢な一品ではありますが
実際に手に取り、使ってみると
時代を超えた芸術から学ぶ新たな一面が浮かびあがるような
インスピレーションを得る様な気がしてきます。
私も将来アンティーク銀食器をコレクションしてみたいです

今思う、1つの夢です。
いつも、長い文章を読んで頂きありがとうございます。
5月は気圧のせいで、精神的に弱くなったり
ダルくなったり疲れが出やすい時期ですので、
皆さんもご自愛下さいませ

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